こんにちは、遠藤です。

自己表現の場として

第2回「教科の見方・考え方を身につける授業デザイン研究会」を終えて。

こんにちは、遠藤です。

 

 前回の記事(だいぶ経ってしまった)でお知らせしていた、第2回「教科の見方・考え方を身につける授業デザイン研究会」が本日8月22日(日)にzoomにて行われました。全国の各地から現職教員の皆さんに参加していただき、とても有意義な会になったと思います。

 この研究会に参加して毎回面白いなと思うのが、自分の教科以外の教科について話を聞ける、質問できるということだと思っています。「なんで〇〇を目標にしているんですか?」「どうして〇〇を大事にしたいと思うんですか?」と聞くと、その教科の視点からその先生の考えを聞くことができ、納得できるとともに先生方の自分の教科に対する思いを感じることができます。

 そうやって多様な教科の話を聞いているうちに「小中学生の時にそういう視点で勉強できたら面白いって思ってただろうな」と反省することも多々あり、今の生徒がそうならないためにも、自分の中で軸を持って、教科「商業」を学ぶ意義や魅力を自分の言葉で見つけ、生徒たちに伝えていく必要があると感じます。

 

 僕は話題提供者として「「商業科目」の検定重視を伐る」なんてテーマでお話をさせていただきました。要約すると、商業科目における検定試験合格を目標とした教科指導ばっかりじゃダメだよ!って話です。

 研究会の参加者の先生の中には商業科の先生も何名かいたので、正直発表前は怒られるんじゃないかなあと内心慌てていましたが、いざ発表を終えると賛同してくれる先生、アドバイスをしてくれる先生、今後どうしていくべきか真剣に考えてくださる先生ばかりで安心しました。

 その中である先生から、教科「商業」が「教育学」という観点からあまり研究されていないことも問題ですね。という言葉を聞きました。確かに、これまで学術論文を漁っても教科「商業」を「教育学」の観点から研究したものはあまり見当たらなく、苦労することが多くありました。

 今後、商業科目における教科指導において「主体的・対話的で深い学び」や「教科の見方・考え方」を身につけさせる授業が普及されるためにも、僕は大学院生として、そのような授業を実践するだけでなく、「教育学」という観点から価値付けをしていく役目があるのではないだろうか!と勝手に思っています。